こんにちわ!これまでは、日本の高配当株と積立NISA分の楽天VTIをメインに投資をしていましたが、今年から米国個別株デビューをしたくろかぶとです。
最近、株価が爆上がりのGE(ゼネラル・エレクトリック)について調べてみたいと思います。
GE(ゼネラル・エレクトリック)とは
GE(ゼネラル・エレクトリック)はアメリカ合衆国コネチカット州に本社を置く。設立は1892年、創業者はトーマスエジソンです。
GEはハイテク産業をメインとする企業で、セグメントは大きく分けて電気・再生可能エネルギー・航空関連・ヘルスケア・金融の5つです。
電気セグメントでは主に、石油・ガス・化石・ディーゼル・原子力などの資源を利用して電力を生産する製品とサービスを提供しています。
再生可能エネルギーセグメントでは主に、陸上及び洋上風力発電・水力発電の設計と製造をしており、これらを組み合わせてこれまでに400ギガワット以上の再生可能エネルギー発電機器を設置しており、世界の公益事業者の90%以上にサービスを提供しています。2019年には米国と英国で洋上風力プロジェクトの優先サプライヤーに選ばれています。
航空関連セグメントでは、民間及び軍用航空機用エンジンや部品の設計・製造からサポート・アフターサービスまで行っています。2019年には米国陸軍のアパッチとブラックホークのエンジンにGE社の「T901」が採用されています。
ヘルスケアセグメントでは、患者の診断、治療、モニタリングに使用される磁気共鳴・断層撮影・X線システム等の機器の開発、製造、販売、サービスを行っています。2019年にはGEはバイオファーマ事業を約214億ドルでダナハー社に売却することで合意しています。
金融セグメントでは、電気・再生可能エネルギー・航空関連・ヘルスケアの各セグメントにおけるGE特有の専門知識をベースにした金融商品・サービスを世界中に提供しています。2018年から金融セグメントに関しては、縮小していく方針を示しており、事業の売却を進めています。
(参考 2019年12月期 Annual Report FORM 10-K)
なんかめちゃくちゃ幅広い事業を展開しとるんやな…
世界最大級の総合電機メーカーと言われる所以ガオ
時価総額が世界最大だったこともあったガオ…
かつてはダウ平均の構成銘柄だった…
米国株式市場の株価指数の一つである「ダウ工業株平均」は1896年に作られました。この1896年に採用されたのがGEであり、かつては世界最大の時価総額を誇っていました。しかし、2018年に業績不振を理由に除外されてしまいました。最高で60ドル台だった株価も2019年には6ドル台まで低迷しています。
2017、2018年と赤字が続いており、危機を感じたGEは2018年にジョン・フラナリー氏からローレンス・カルプ氏へとCEOの交代を断行しました。
GEはこれまでCEOの選出には慎重で、先代、先々代のCEOはどちらも10年以上の長期で在任していたが、ジョン・フラナリー氏はわずか1年での解任となり、大ナタを振るった人事であると言えます。
フラナリー氏も事業の撤退や分離など改革をしている最中でしたが、業績不振は深刻で、それがわずか1年での解任劇に繋がったといえます。
新CEOのローレンス・カルプ氏は、米医療機器大手ダナハーのトップとして、ダナハーの時価総額を5倍に押し上げた実績をもつ再建のプロです。また140年以上の歴史を持つGEで初めての社外登用のCEOということで、GEの経営再建への本気度の高さがうかがえます。ローレンス・カルプCEOは期待通りの働きをして、リストラや事業の分離・撤退を進めています。
おーローレンス・カルプCEOは期待できそうやん!
そうなんだガオよ、次は現状を見てみるガオ^^
GEの現状
GEの2020年第3四半期決算は
総売上高 194憶1700万ドル (前年同期比▲17%)
1株あたり利益 0.06ドル (前年同期比▲60%)
フリーキャッシュフロー 5億1400万ドル (前年同期比▲21%)
と前年同期と比べるとマイナスが目立ちます…
しかし、2020年第2四半期と比べると1株あたり利益とフリーキャッシュフローが大幅に改善しており、第2四半期決算では最終赤字の見通しだったのを最終黒字に上方修正しています。
これは、前項のリストラや事業の分離・撤退の結果があらわれたためですね。
また、クリーンエネルギー部門だけはしっかりと売り上げを伸ばしていることからも先を見据えた再建が進んでいると言えます。
これがアナリストの予想より上をいっていたことが株価上昇につながったんだガオ^^
売り上げが減少しているのに、黒字に転換できたのはCEOの経営再建策があたっているということですね。
結局、GE買う??
第3四半期決算からわかったことは、コロナ禍により前年比は悪いが、CEOの再建策により第2四半期よりも大幅な改善が見られるということで、株価は上昇しているということです。
この決算発表時点で7ドル台だった株価は、12月11日で11ドル台まで上昇しています。
ワイは9ドル台で買い始めて、今後も買い増しながら長期的な目線で保有していくガオ^^
やり手のCEOが経営再建中である、大手企業ということでくろかぶとはGEを温かい気持ちで見守っていきます。
次の決算にも、航空事業で懸念材料はあるものの期待してホールドします。
マタマタガオー^^
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